人前に出ることを完全にやめた。ひきにくの吃音人生(大学生編)

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乞音症
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どうもひきにくです。

これまで小学生編・中学生編・高校生編と吃音生活を語ってきたので、今回は大学生活について語っていきますよ?

自分語り+長文になりますので、ご了承ください。

新歓開始10分前に帰る

大学に入学後、華麗なキャンパスライフをスタートさせる為に最も大切な活動とはなんでしょうか?

そうですね、新入生歓迎会:通称新歓に参加することですね。

高校時代にもしかして自分は人付き合いが下手なのか…!?という疑いが生まれていたので、大学入学前に、いい大学生活をスタートするためには?という記事を読み漁りました。

そこではキャンパスライフは人脈が鍵!そして最も人脈を広げやすいのは新歓である!と書かれていました。

ひきにく
ひきにく

確かに大学では知り合いの数=戦闘力みたいなところはある

新歓開始は17時で授業を早めに終えたものから教室に集合します。

各テーブルに新入生が座っていき、僕もある机に座りました。

しかし神様は無慈悲です。

僕の座ったテーブルは計7人。

女子5人、僕含む男子が2人でした、さらに一番端の席。

初めはその男子(相方)と話していたのですが、吃音が邪魔して話せないこと話せないこと…。

時間が経つにつれ相方が僕に見切りをつけ、女子とばかり話すようになったのでああこれは…そうかと諦念と虚しさがこみ上げて来ました。

うわ…気まずいなんて思いながら17時を待っていましたが、16時50分に「ああもう無理だ…」と音を上げ無念の敗走。

ひきにく
ひきにく

そこまで待ったなら後10分我慢しろよ、、、吃音…恐るべし

酒が呑めない

大学生になるとお酒というコミュニケーションの手段が増えます。

お酒は人によってプラスにもマイナスにもなりますが、大学生活=酒と言っても過言ではないくらい多くの大学生にとってお酒は切っても切り離せないものだと思います。

では吃音症者がお酒を飲むとどうなるでしょうか?

A:びっくりするくらい会話が弾む

そうなんです!スラスラ話せるんです!

正確には、話す前にこう話したいけど初めの文字が吃るな…なんてことを考えない=吃りへの不安がなくなります。

吃ることへの不安がなくなることで本当にスラスラ話せます。

このことから吃音症はシラフの状態で吃るかもしれない、上手く話せないかもしれないという不安・トラウマを完全に除去できれば全く起こらないのでは…?思えますがそう簡単なことではありません。

しかし、数回飲み会に参加する内に僕は気づいてしまいます。

お酒が全く呑めない体質だったのです。

どのくらい弱いかというと、ほろよい早めのペースで呑むと吐きます。ゲロゲロ。

すぐ顔が真っ赤になって、頭も痛くなり更に吐き気を催し、案の定すぐに吐いてしまうというなんとも悲しい現実です。

今ではお酒が大嫌いです。

以下の記事でお酒にブチ切れているのでよろしければ。

大学では極力お酒を避けて生きてきたので、全く呑めるようにはなりませんでした。

このことが地味に社会人でも聞いてきます。悲しいね…。

吃音症者にとってお酒はコミュニケーションを円滑にしてくれるものであることは間違いないのでどんどん飲み会に参加して本当の自分を曝け出していきましょう!

醜態をさらさないように!

プレゼンをする機会が増えて地獄

大学では百人超えの講義も珍しくないので、吃音症者にとって地獄の時間である横の人と○○しましょうというペアワークが高校に比べてグッと減ります。

これはとても嬉しいことですが、大学ではプレゼンの時間が増えます。増えました。

これがもう本当に地獄です。

初対面の人と話すだけであたふたする自分が数人、数十人の前でプレゼン・発表をするなんて考えただけで吐きそうです。しなくちゃ単位が貰えないのでするのですが…

オーディエンスに友達がいたら本当に最悪です。

発表後に「あいつ普段は割と明るいのに人前出るとダメダメだなw」と内心馬鹿にされているのではないか?と疑心暗鬼になってしまいます。

プレゼンが嫌だったのでプレゼンがある講義を避けて受講してました。

外来語の講義が地獄

プレゼンと被るんですが、外来語の授業は地獄です。

吃音症の僕が中学高校で嫌だった授業は国語と英語でした。

理由は発表が多く、ペアワークなども多いから。

先程も述べましたが大学のほとんどの講義は基本的に完全受け身であることが多いです。

しかし外来語の授業は違います。

ここぞとばかりにペアワーク・発表をさせようとしてきます。

これが地獄でした。

高校は同じクラスの人とペアワークをするので多少気持ちも和らぎましたが、大学ではそうもいきません。

昨日今日知り合った方とペアワークをするのです。

クラスメイトと初対面では緊張度合いが全く違います。

外来語の授業では常に額に汗を浮かべ、心臓をバクバクと高鳴らせていました。

軽音部に入部しボーカルをするも全く上手くならず、しまいには吃るように…

そんな僕でも何かしたい…!という自分でもわからない熱を注いだのがバンドでした。

高校の時からギターを持ってはいたので、ギターボーカルするぞ!と軽音楽部の扉を叩きました。

初めは謎の自信があって「俺、トークはだめだけど、歌はそこそこ上手いだろ?」謎の自信を持っていました。

しかし実際は下手です。

よく言うじゃないですか、吃音症者は歌が上手いって。

そんなことはありません、ド下手です。

証拠として歌いましょうか?

鼓膜破りましょうか?

吃音症者は歌が上手いという説の真意は、「吃音症者は(普段喋れないくせに)、歌が上手い(マシ)」という意味だと思います。

まあそんなことはどうでもいいんです、私ひきにく歌を歌い続ける内に特定の音程を出そうとすると喉がつっかえる様になってしまいました。

その音域はmid2E〜mid2Fです。

毎回この音程声が裏返るな、強い発声ができないなと思う内に苦手意識・トラウマが生まれてしまったのでしょうか…

名前が言えないのもトラウマがあるせいなので…

歌は才能があればこれで食っていきたいと思える唯一の趣味なのですが、練習してもうまくなることはないし、何ならつっかえるようになってしまったので、あんまり考えたくないです。

単純に練習が足りないにしても、吃音がなければもう少し上達するのではないだろうか、吃音だからいつまで経っても出せない音程があるんじゃないだろうか…?と考えて吃音を理由に現実逃避するのをやめたいです。

ここまで大学に対しネガティヴな意見を述べたが、良いところもありました。

学校に行かなくていい

大学は自分で好きな時間に、好きな講義を入れられるので、高校までのように8時半から16時半まで授業を受け続けるということはありません。

なので、上手く講義を選択すれば週休5日も夢じゃありません。

しかし講義を受けないということは、必要なレジュメや中間テストの実地日などなど必要な情報が入ってこないので、友達をたくさん作っておくことが必要です。

僕は吃り疲れて、積極性がまったくなかったので友達がほとんどいませんでした。

友達がいないくせしてサボりにサボるので、毎期受講したコマ数の3〜4割は落とすという、なんとも親に申し訳ない大学生活を送っておりました。

しかし今思えばそれってすごい素敵なことだったな…としみじみ思います。

クズですよねごめんなさい、でもストレートで卒業できたので許してください。

人と会わないでいい。これがどんなに恵まれていることか…

結局アルバイトはガッチガチにしていたので、大学外では人と会う必要はあるんですけど…

中途半端に顔を知っている人間と話す方が僕は苦痛だったので、吃りながらもアルバイトはそこそこ楽しかったような記憶があります。

大学の内にやるべきだったこと

先日仕事を辞めました。

大学時代にこうしておけば、ああしておけば今はこんな想いはしていないだろうな…と後悔が押し寄せてきているので紹介します。

人と会わずに稼ぐ方法を模索するべきだった

すごい難しいことを言っていますが、吃音症者に限らず発達障害者が働くことは難しいことだなと働いて嫌というほど感じました。

会社には吃りがありますと伝えたところで、同期と求められるレベルは一緒です。

同じ給料を頂いているので当然なのですが、いくらお金を積まれてもできないことはできません。

特にコミュニケーションに関しては…ねえ?

詳細は社会人編に記述しますが、とにかく自分が想像していた以上に会社で働くことは苦痛でした。

なので大学の間に人と会わずに稼げる方法を模索するべきでした。

四年間あれば何かしらの方法で稼ぐことはできると思いませんか?

今流行のプログラミングに手を出すとか、アフィリエイトをするとか、投資をしてみるとか色々とやり方があったと思います。

他に収入源があれば毎日自分は社会不適合者だ…と自分を責めることもなくなります。

発達障害を抱えていて将来みんなと同じ様に働けるのか?と不安を抱いている方は今からでも何かしら稼ぐ方法を試してみてほしいです。

もしそれが駄目だったとしても、自信にはなると思いますよ。

 

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