吃音症・吃りあるある。リズム・言い換え・話すことへの恐怖。【正直辛い】

最近のコメント

コメントなし

乞音症
この記事は約8分で読めます。
ひきにく
ひきにく

この記事では吃音症者である僕が吃音症あるあるを挙げていきます。

吃音症の方に共感してもらえたら幸いです。

非吃音症の方にはこういった想いをしている人がいるのかと吃音症のことを少しでも知ってもらえたら嬉しいです。

吃音症ってなに?という方はこちらをどうぞ。

常にリズムを刻んでいる

普段はそうではありませんが吃音症者は注目が集まる場で意見を求められると、何らかの方法でリズムを取ります。

僕の場合は上半身が揺れたり、喉の奥がひくひくと勝手にリズムを取りだします。

  • ではなぜリズムをとるのか?

リズムに合わせて発言すると吃ることなく話せることがあるからです。

吃音者は歌はつっかえずに歌えるという説があります。

その理由は歌で使う脳の回路と、会話で使う脳の回路が違うからだと僕は考えています。

素人が何を言ってんだと思われるかもしれませんが、吃音には明確な治し方が存在しないのでなにを言ってもいいのです。

歌は大きく分ければメロディー・リズムの二つから成り立っています。

そのリズムに着目して歌うように話そうとしてリズムをとっているわけです。

実際はリズムを取ったところでうまく話せることは少ないのですが…

話したいけど話せない吃音のもどかしさ、リズムを取る理由を皆様に少しでもわかってもらう為に例を考えました。

それはズバリ大縄跳びです。

一定のリズムで回る縄のリズムを取ってから引っかからないタイミングで大縄に飛び込んで行きますよね。

大縄に入るのが苦手な子いたと思います。

自分のタイミングで大縄に入っていきたいのに、中々リズムが合わず、タイミングが掴めず入り込めない。

吃音症者は話す度に大縄跳びのようにタイミングを伺う必要があると思ってください。

今このタイミングなら話せそうだ!今は話してもつっかえそうだ!

自分の中で吃らずに言葉を言えそうなタイミングをリズムを取りながら見計らっているんです。

だから僕達私達はリズムを発言する時にリズムをとってしまうわけです。

リズムを取りながら話してしまうわけ

  • 歌の要領で話そうとしている
  • 勢いで話そうとしている
  • 吃音症は大縄跳びと同じでリズムを取って話せるタイミングを伺っている

話せない時は言い換え・クイズ

吃音症者は吃って自分の名前さえまともに言えないことをとても恥ずかしいことだと思っています。

だから話したい言葉が言えないなと思ったらもうその言葉を無理に言おうとは思わず、別の言葉で言い換えがちです。

例えば

  • 「ありがとう」と言えない時は「サンキュー」に言い換え
  • 「おはようございます」を「はようございます」に言い換え

言葉自体を意味が通じる他の言葉に言い換えるパターン

吃りやすい頭の文字を抜いて言い換えるパターン

の2つがあります。

しかし!そんな言い換え方法が通用しないものがあります。

それは固有名詞です!

個人の名前や、地名、物の名前など…

吃音症者は固有名詞に悩まされています。

固有名詞は言い換えようがないので、吃って変な空気になる覚悟で話すか、これなに?とバカみたいな質問をしなければいけません…

例えば、自分の名前を言う場合だと

  • 「ひっ、ひっ、ひきにくです!」(必死な感じで怖い)
  • 「ひーーー!きにくです」(なぜ伸ばす)
  • 「………ひきにくです」(謎の間、早く喋れ)

と変な空気になってしまいます。

次に「カイロ」について話したいのに話せない場合

僕「あのー首都がカイロの国ってどこだっけ?」
友人「エジプトだろ?そんなんもわからねーのかよ(笑)」

とクイズ形式にして相手に引き出させ、自分は少し恥をかくということがあります。

このクイズ形式のもっとひどいパターンがこれ↓

鍋の買い出しにて

僕(白菜買ってないじゃん、あれ?これ?白菜言えないぞ)僕「あのーあれ買ってないよね?あのあれあれ、鍋に入れる奴でキャベツ的なポジションあのあれでかいやつ」

友人「ん?………もしかして、白菜?」

僕「そう!そうそうそう!それそれそれ!!!!!」(超恥ずかしい)

誰もがわかる固有名詞すら言えない毎日です。

どうして人間はヒトやモノこの世に起こる事象全てに名前を付けるんだ…名前なんていらないだろ!なんでなん!と怒りに狂い涙を流した夜もあります。

故に代名詞が大好きです。

ひきにく
ひきにく

あれ。とかこれ。で伝わる代名詞は本当に便利。

とにかく話せない時は変な奴って思われる前提で無理やり話す。

もしくは言い換えるしかないのです。

話せなくて困った時の対処法

  • 意味が通じる他の言葉で言い換える
  • 頭文字を抜いて言い換える
  • クイズ形式にして相手に言いたい言葉を引き出させる

吃音をカミングアウトするべきかどうかで悩む

新しい友人ができるたびに悩むこの問題、大問題です。

「自分の話し方変だな?って思ったことない?実はこれ吃音症と言って」と切り出そうか悩みます。

カミングアウトするにあたって

  • コンプレックスを話す程仲が良いのだろうか?
  • カミングアウトして軽蔑されないだろうか?
  • 付き合い方が変わらないだろうか?
  • 言いふらされないだろうか?

と一々人に対しても自分に対しても疑い深くなり、勝手に周囲に壁を作ってしまいます。

でも仲のいい友人・恋人には知っていてほしいという葛藤。

ひきにく
ひきにく

僕が吃音症かどうかなんて他人は気にしてない気もするけど、カミングアウトは怖い

電話が怖い

自分の名前を言えないことが多いので電話をかける行為がものすごい緊張します。

美容院・病院・飲食店などなど

電話で予約する時は名前を確実に聞かれます。

顔も見えないんで電話相手からしたら「なんだこの人?早く名前言えよ、こっちも忙しいんだよ。」とイライラするのも仕方がないです。

必死に自分の名前を喉から絞り出しても、相手にうまく伝わらなかった時は地獄です。

そういうトラウマがあるんで電話をする用事が出来た途端に心拍数が上がり胸はバクバクです。

トラウマにより更に緊張し余計に名前を言えなくなるという負のループ。

面接はもっと怖い

吃音症者が生きていく上で一番不安なことはまともに話せない自分も皆と同じ様に働けるんだろう?ということではないでしょうか?

この働き口問題の第一歩が面接です。

面接は吃音症者でなくても過度に緊張するといいますよね。

履歴書に書いたことをどんな言葉でも説明できるように読み込んで、1分~3分の自己PRの練習をする。

社会人ならば誰もが一度は通るであろう面接という道。

吃音症者だからという理由では避けて通れません。

入室して自分の名前を吃らずに上手く話せるかどうかという面接始めの段階に意識がいってしまい、そのあとはボロボロ…

そんな吃音症者が面接で本来のパフォーマンスを発揮することは至難の技です。

だから面接は行きたくないとかやりたくないではなくてもはや恐怖の対象です。

ひきにく
ひきにく

話せないだけでこんなにも生きづらいのか

僕の就活体験記もあります。

面白いと思ったことが言えない。ツッコミができない。

吃音症であるせいで地味に悔しい想いをしていること。

それはツッコミができない時があるということです。

会話の流れからこれはウケるだろうというツッコミが思いついても

いざつっこもうとすると吃ってうまくつっこめない、声が出ない。

その間に他の人にツッコミを取られてクソーと悔しい想いをするという場面がこれまで生きてきた中で数えきれないほどありました。

ひきにく
ひきにく

俺は話せさえすれば本当は誰よりも面白いんや…!!!という気持ち

話しかけられない

あの人と仲良くなりたい!と思うことはあっても決して自分からは話しかけることはできません。

なぜなら話しかけるという行為の先には必ず名前を言う機会があるからです。

何回も同じこと書いてすみません。

本当に名前言えないんです…。

「ひきにくですよろしく」の短い言葉が言えずに何度出会いを無駄にしてきたか…

仮にその場であいさつ、自己紹介ができたとしても、次に会う時にはまた吃ったらどうしようという緊張・不安から話しかけることはできません。

ひきにく
ひきにく

気づかないふりや、他人のふりが得意です

なので自分からアプローチして友達・恋人を作ることは至難の業です。

結果、常に積極性のない受け身な人間になってしまいました。

友達も少ないです。これは性格に問題がある可能性もありますが…

タイトルとURLをコピーしました